
大地と海が奏でる静謐なハーモニー
青い海と緑の草原が織りなす絶景が広がる礼文島のゴロタ岬。なだらかな丘陵が海に溶け込み、遥か彼方には利尻富士の勇姿が浮かぶ。夏の陽光に輝く草原には、高山植物の楽園が広がり、細い山道が静かに丘を縫う。

礼文島は「花の浮島」と呼ばれ、その名にふさわしい豊かな自然が息づく。ゴロタ岬は、その中でも特に美しい景観を誇る場所だ。

観光地化されていない自然のままの姿が、訪れる人の心を癒す。遊歩道を歩けば、高山植物の香りに包まれ、時折聞こえる波の音が、都会の喧騒を忘れさせてくれる。この場所は、北海道の原風景を今に伝える貴重な存在だ。