天空に浮かぶ、屈斜路湖の青き鏡
雄大な自然が織りなす北海道の風景。その中でも、ひときわ目を奪う絶景がここにある。美幌峠からの眺めは、まさに北海道の秘宝と呼ぶにふさしい。空の青と湖の青が溶け合う、この息を呑むような光景。なだらかな山々に抱かれた屈斜路湖は、まるで天空に浮かぶ巨大な鏡のよう。
阿寒摩周国立公園内に位置する美幌峠は、標高947メートルの高さを誇る。その名は、アイヌ語の「ピ・ポロ（断崖の大きいところ）」に由来する。知る人ぞ知る、この峠の隠れた魅力。それは、時間と共に刻々と変化する風景にある。朝霧に包まれた湖面、夕陽に染まる山々、そして満天の星空。訪れる度に、新たな表情を見せてくれる。
屈斜路湖と反対側、美幌側の眺望も美しい。
北海道一と称される、この圧倒的な眺望。しかし、その真の魅力は、ただ目に映る景色だけではない。風に揺れる草のささやき、遠くに響く鳥のさえずり、そして大地から湧き上がる力強さ。五感全てで感じる、この土地の息吹こそが、美幌峠を訪れる者を魅了してやまないのだ。
アクセス情報
最寄りの空港：女満別空港
所要時間：女満別空港から車で約1時間